
目次
「1時間足や5分足では全然勝てなかった…」そんなあなたへ。
4時間足に切り替えたことで安定的に勝てるようになったトレーダーは少なくありません。
かくいう私は、欲張って5分足や1分足などのスキャルピングをやっているときは負けっぱなしでした。
本記事では、実際に勝てるようになった理由と、誰でも再現できるポイントを丁寧に解説します!
4時間足で勝てるようになる人の特徴
勝てる人と負ける人の違い
FXにおいて「勝てる人」と「負ける人」は何が違うのでしょう?
多くの人が手法やインジケーターの差を疑いますが、実は根本的な違いは
「考え方」
「行動」
にあります。
勝てる人は“待てる”
4時間足は、見ている通貨数にもよりますが
エントリーチャンスが数日に1回あるかないかです。
焦ってポジションを持ちたい人にとっては物足りなさを感じる時間軸です。
でも勝てる人は「ここしかない」という場面まで待てます。
無駄なエントリーをしない=損失リスクを下げる、という基本を実行しているのです。
負ける人は「当てたい病」にかかっている
負けが続く人の多くは、「次こそは当てたい」「今度こそ反転するはず」と予想に執着します。
一方、勝てる人は「当たるかどうか」ではなく、「優位性がある状況のみで勝負する」と割り切っています。
感情との付き合い方が違う
4時間足は1ポジションを数時間〜数日保有するため、
エントリー後に価格が上下する場面を見守る必要があります。
負ける人は「少しの逆行」で焦って損切りしたり、含み益をすぐに
利確してしまう傾向があります。
勝てる人は、想定シナリオを明確にし、その通りになるまで淡々と
見守るマインドを持っています。
検証と記録を継続している
勝てる人は、自分の過去トレードを記録し「なぜ勝ったか」「なぜ負けたか」を言語化しています。
これにより再現性のある行動だけを残し、余計な行動を削っていけるんです。
負ける人は感情に振り回され、反省や改善を怠り、同じミスを繰り返してしまいます。
勝っている人に共通する3つの習慣
4時間足で安定して勝てるようになったトレーダーには
実は共通している“3つの習慣”があります。
それは才能でもセンスでもなく、誰でも意識すれば再現できる「日々の行動」です。
トレードの“型”を守る
勝てる人は、毎回バラバラな判断ではなく、
「こうなったら買う」
こうなったら見送る」
という“型”を明確に持っています。
たとえば…
-
水平線+トレンドラインで反発を確認
-
高値・安値切り上げでトレンド確認
-
長期足(4H)で方向確認 → 短期足(1H)でタイミング調整
このように「トレードの一連の流れ」が定型化されており、迷いが少ないのが特徴です。
逆に負けている人ほど、その場の雰囲気や感情で判断を変えてしまい、勝率が安定しません。
チャートを見る“時間”が決まっている
4時間足は、ローソク足1本の形成に4時間かかるため、毎回の足が大事なヒントになります。
勝っている人は、「朝8時・昼12時・夜20時」など、時間を固定してチャートを確認しています。
これは次の2つの効果があります:
-
無駄内を防ぐ
-
習慣化され、判断が客観的になる
ローソク足の確定を待ってから分析するクセがつくと、精度が格段に上がります。
“根拠のないトレード”を一切しない
勝てる人は「エントリー前に3つ以上の根拠を用意する」など、自分ルールを設けています。
よくある根拠:
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トレンドの方向性(上位足の環境認識)
-
サポレジ付近でのプライスアクション
-
ボラティリティや相関ペアの動き
-
前回の高値/安値との位置関係
根拠が揃っていない=ギャンブルと割り切り、絶対に手を出しません。
「とりあえず入ってみる」は負けパターンの象徴です。
なぜ4時間足が「勝ちやすい」のか
ノイズが少なく、大局をつかみやすい
4時間足(H4)は、FX初心者〜中級者が「勝てるようになる」ための
大きなターニングポイントともいえる時間軸です。
その最大の理由が「ノイズの少なさ」と「相場の大局が見えること」です。
ノイズとは何か?
FXのチャートにおける“ノイズ”とは方向性のない不規則な値動き、
ファンダメンタルによる一時的な急変動を指します。
1分足や5分足などの短期足は価格が上下に細かく動いて、
どれが「本物のトレンド」なのか判別しづらく、感情に
振り回されやすくなります。
4時間足は“トレンドの骨格”が見える
4時間足ではノイズがフィルタリングされるため、
チャート全体の流れ(トレンド)が判断しやすくなります。
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ダウ理論に基づくトレンド転換
-
高値安値の切り上げ・切り下げ
-
移動平均線による方向性の確認
-
サポート・レジスタンスの意識される箇所
これにより、単なる上下動に飛びつくのではなく
「今、上昇相場の途中なのか、それとも調整なのか」
が見やすくなります。
読みやすいから「自信を持って待てる」
勝てないトレーダーの共通点に
「チャンスに見えて飛び乗ってしまう」
「逆行するとすぐに損切る」
という焦りが発生します。
4時間足では、1本のローソク足に4時間分の情報が詰まっているため
値動きが穏やかで落ち着いて判断できます。
トレード中も振り回されにくく、自信を持って「待つ」ことができるのです。
スイング〜デイトレの中間でバランス◎
4時間足は、
スイングトレードのように大きな波を取る
デイトレードとして1日完結でポジションを持つ
どちらもできる柔軟性の高い時間軸です。
-
スイングのように「伸ばして利益を取る」スタイル
-
デイトレのように「日中で完結させる」スタイル
どちらも4時間足をベースに構築できます。
忙しい人に最適な時間効率の良さ
4時間足トレードは
「副業FX」
「兼業トレーダー」
「育児や仕事で時間が取れない人」
に最も適している時間軸の一つです。
専業トレーダーになりたい人も4時間足トレードから
始めることをお勧めします!
チャートを“1日3回”見れば十分
4時間足のローソク足は1本あたり4時間で形成されるため、
足の確定タイミングにだけチェックすればOKです。
例えば:
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朝8時(東京時間)
-
昼12時(欧州準備前)
-
夜20時(ロンドン&NY時間)
このように時間を決めて観察すれば、感情に振り回されず冷静に判断できます。
エントリーも1日1〜2回あれば十分なので、チャートに張り付く必要はありません。
チャート監視が減ると“感情のムダ打ち”も減る
短期足は目の前のローソク足が気になってポジションを
動かしてしまうことがよくあります。
結果、
「利確が早すぎた」
「損切が浅すぎた」
などの自滅に繋がるケースが良くあります。
4時間足なら、足が確定するまでの間に「待つ」習慣が身につき、感情的な判断を避けられます。
これはメンタル管理においても大きなアドバンテージです。
自分の生活スタイルに合わせて戦略構築できる
夜しかトレードできない、朝の出勤前しか見れない──そんな人でも、
4時間足なら「1日30分の分析」で十分なトレードが可能です。
仕事・育児・勉強との両立も現実的になります。
実際に勝てるようになった私の体験談
勝てなかった過去の失敗例
私はかつて、15分足や5分足で毎日何十回もエントリーしていました。
しかし結果はいつも“コツコツドカン”の繰り返し。
エントリー根拠があいまいで、損切りも伸ばしてしまう。
負けが積み重なっていきました。
4時間足に切り替えて起きた変化
ある日、「とにかく回数を減らして、冷静な時間足にしよう」と思い立ち、4時間足に絞って分析を始めました。
すると以下の変化が起こりました:
-
1日2回のトレードで十分な利益が出る
-
感情のブレが減り、損切りも淡々と実行できる
-
エントリーポイントをじっくり選べる
精神的にも非常に安定し、「トレードが生活を支えてくれる感覚」が芽生え始めました。
勝率が安定した3つの理由
- 上位足での環境認識を意識するようになった
→ トレンド方向に逆らわず、無駄な負けが減った -
1回のトレードにかける“精度”が上がった
→ 根拠が3つ以上揃わないと入らないルールを徹底 -
日記でトレードを記録・振り返りするようになった
→ 同じミスを減らし、勝てる形を再現しやすくなった
4時間足トレードのおすすめ手法3選
トレンドフォロー型のシンプル手法
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上昇トレンド中:押し目で買う
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下降トレンド中:戻りで売る
移動平均線(20MA)を使い、価格が押してきたタイミングで反発を狙う戦略です。
ダウ理論を活かした波の読み方
4時間足は、ダウ理論との相性が非常に良い時間軸です。
-
高値・安値が切り上げ→上昇トレンド
-
高値・安値が切り下げ→下降トレンド
「波の切り替わり」を見極めることで、トレンドの起点を狙うエントリーが可能になります。
エントリー&利確・損切りの具体例
4時間足トレードでは「どこで入って、どこで出るか」をルール化しておくことが非常に重要です。
以下に、買いエントリーと売りエントリーそれぞれのパターンを具体的に紹介します。
買いエントリーの例
状況: 上昇トレンド中の押し目買い
根拠:
-
日足・4時間足ともに上昇トレンド
-
20SMA付近で下ヒゲ陽線が確定
- 直近のネックラインを上抜けしている
エントリーポイント:
4時間足が下ヒゲ陽線で確定 → 次の足の始値で買いエントリー
利確ポイント:
-
直近高値付近
-
またはリスクリワード比1:2~3のポイント
損切りポイント:
-
押し安値の少し下
備考:
-
エントリー前に「3つ以上の根拠があるか」確認
売りエントリーの例
状況: 下降トレンドの戻り売り
根拠:
-
4時間足で高値・安値切り下げ中
-
戻りが前回安値に近づいたタイミング
-
移動平均線(20SMA)をローソク足が下抜け → 戻ってきたポイントで反転サイン
エントリーポイント:
前回サポートがレジスタンスとして機能するラインで陰線が確定 → 次の足で売りエントリー
利確ポイント:
-
前回安値付近
-
トレンドが強い場合は、分割決済&トレーリングストップ
損切りポイント:
-
直近戻り高値のやや上
-
直近の値動きを確認してを見て余裕を持った設定をする(直近の値動きが荒れているなら広めに損切り設定)
補足テクニック:
-
ロット管理を慎重に行い、「負けても次に行ける」サイズで入る
このように、あらかじめ「入る基準」「出る基準」を決めておくことで
感情に流されず、計画的なトレードが可能になります。
とくに4時間足は動きが大きくなる分、1トレードの利幅と損失幅も大きくなるため、
リスクリワード比の最適化が非常に重要です。
チャート分析のコツと鉄則
水平線とトレンドラインの引き方
4時間足で勝つためには、チャート分析力を身につける必要があります。
その中でも重要なのが
「水平線」
「トレンドライン」
です。
● 水平線の引き方の基本
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直近高値・安値に引く:価格が反発・反転した実績のあるライン
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実体に重きを置く:ヒゲではなく、ローソク足の実体ベースで判断する
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ラインを引きすぎない:本当に機能している数本に絞ると精度が上がる
水平線は、買い手と売り手の攻防が起きやすい“心理的節目”です。
特に日足や4時間足で明確に意識されている価格帯は、多くのトレーダーが参照しています。
● トレンドラインの使い方
-
最低2点以上(できれば3点)を結ぶ
-
安値切り上げ→上昇トレンド、逆は下降トレンド
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ラインを信じすぎない:ラインは「補助」であり、単体では判断しない
4時間足においては、日足のラインと重なるポイントで反発・反転することも多いため
マルチタイムフレーム(MTF)でラインを引いておくのがおすすめです。

ダマシに合わないための待ち方
「抜けた!と思ったら戻ってきた」──これは多くのトレーダーが経験する“だまし”です。
4時間足では、1本の足が長いため、ローソク足が確定するまで待つことが鉄則です。
● 待ち方のポイント
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ローソク足の確定を待つ:ヒゲの段階で判断しない
-
戻しを確認してから入る:「抜けた→戻ってきた→反発」まで見る
-
過去のブレイクパターンと比較する:同じような場面でどう動いたか振り返る
だましに合わないようにするには、「明確に反応してから入る」というルールを持つことです。
たとえば「抜けた次の足でローソク足が反発したらエントリー」といった条件を明確化することで、
余計な損失を防げます。
心理的ブレを抑えるための習慣
トレードルールの徹底と記録
FXで最も難しいのは、「自分自身に打ち勝つこと」です。
特に4時間足トレードは、1つのエントリーにかける時間が長くなるため、
途中で早めに利益確定したり、ルール通りにできない事がないように、
仕組みが必要です。
● 勝てる人が守っている習慣
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ルールを紙に書いて見える場所に貼る
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エントリー前に“チェックリスト”を使う
-
トレード記録(ジャーナル)を毎日つける
たとえば、次のような項目を毎回チェックすることが効果的です。
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日足、4時間足の方向性はどちらか?
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根拠が3つ以上あるか?
-
リスクリワードは1:2~1:3以上か?
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損切り位置は明確になっているか?
記録に残すことで、
- 「なぜ勝ったのか」
- 「なぜ負けたのか」
- 「改善できるところはあるか」
が客観的にわかり、同じミスを繰り返さなくなります。
メンタル管理と「見送る勇気」
勝っているトレーダーほど、「見送る勇気」を持っています。
特に4時間足はチャンスが少ないからこそ、
“入るか迷ったら入らない”という判断が大切です。
● メンタル管理のコツ
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「今日は見送り」ができる人が勝つ
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連敗時には1〜2日休む勇気
-
勝ちトレード後も浮かれずルール通りに淡々と
相場に対して「勝ってやろう」と意気込むより
「相場に合わせて淡々とやる」姿勢こそが安定した成績に繋がります。
4時間足で勝てるようになるための行動ステップ
実践すべき毎日のルーティン
成功している4時間足トレーダーは、日々のトレードをルーティン化しています。
なぜなら、ルーティン化することで感情を排除し、機械的かつ継続的に勝てる行動
がとれるからです。
●ルーティン例
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7:00 日足・4Hチャートで環境認識
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8:00 4H足の確定後、トレードプラン作成
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12:00 エントリーチャンスの有無を確認
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16:00 欧州時間開場、かつ4時間足確定の重要なタイミング
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20:00 NY時間開場前の動きをチェック、保有ポジションの確認
負けパターンを記録し改善する方法
4時間足で勝てるようになるには、「負けパターンを記録し、改善すること」
が非常に重要です。多くのトレーダーがこれをやらずに、同じ失敗を何度も繰り返しています。
勝っている人ほど、負けた時こそ“学びの宝庫”だと考えます。
■ なぜ負けパターンを記録すべきか?
-
自分の思考や判断のクセに気づける
-
感情的なエントリーを防げるようになる
-
勝ちパターンとの違いを比較できる
トレードの改善は、
反省
↓
修正
↓
再実行
のサイクルを繰り返すことで初めて成立します。
実際の記録フォーマット
以下のようなフォーマットを使うと、改善点が明確になります:
項目 | 内容例 |
---|---|
トレード日時 | 2025/6/10 21:00 |
通貨ペア | USDJPY |
エントリー市場 | 米国時間 |
勝敗 | 負け |
エントリー理由 | 上昇トレンド継続中、押し目候補に到達 |
利確・損切ポイント | 直近高値・押し安値の下 |
結果 | -25pips |
ミス・課題点 | 高値圏での無理な押し目狙いだった/指標直前エントリー |
改善点 | 押し目の深さと時間をもっと確認すべき/経済指標前はエントリー見送り |
■ 改善のコツは“具体化と行動化”
単に「反省した」で終わらせるのではなく
「次からどうするか?」まで明確に決めるのが重要です。
×「次は気をつける」 → 〇「押し目確認は4時間足2本分待つ」
×「反省します」 → 〇「連敗したら翌日はエントリーを1回に制限」
「具体的に・行動に移せる形で改善する」ことで、
同じミスを未然に防げるようになります。
■ 振り返りの習慣をつける
週に1回、1週間分のトレードをまとめて振り返る時間をつくりましょう。
以下のようなチェックリストを使うと便利です
- 1週間で何回エントリーしたか?
- 負けトレードの共通点は?
- 感情で動いた場面はあったか?
- ルールを守らなかった場面は?
- 来週は何を1つ改善するか?
この積み重ねが、トレードの“型”を固めていきます。
■ 書くことで「客観的な自分」を持つ
人間は記憶よりも記録に勝てません。
頭の中だけで反省しても次に同じ状況が来たときに
また同じ行動をとってしまいます。
書くことで、第三者の目で自分を見れるようになり
トレードが徐々に「冷静で淡々とした判断」に変わっていきます。
◎まとめ
4時間足で安定して勝つには、「負けを宝に変える技術」が必要です。
そのためには記録し、言語化し、改善点を1つずつ行動に移す。

これができれば勝てるトレーダーの仲間入りはすぐそこですよ!