FXで利益を上げるためには、トレードの精度を高める必要があります。
トレードの精度を高めるためには、インジケーターを活用して、チャートを徹底的に分析する必要があるのです。
そんなチャート分析に必要なインジケーターには、いくつかの種類があります。
この記事では、代表的なインジケーターの種類とその特徴、それから初心者におすすめのインジケーターについて詳しく解説していきます。
目次
・FXのインジケーターは大きく分けて2つ!
FXのインジケーターには、大きく分けると2つの種類があります。
以下、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
・・トレンド系インジケーター
トレンド系インジケーターというのは、その名の通りトレンドの向きや方向を予測するのに役立つインジケーターです。
このインジケーターを活用することによって、価格がこれからどうなるのかを予測できるようになりますので、トレードの精度を高めやすくなります。
・・オシレーター系インジケーター
オシレーター系インジケーターというのは、売られすぎ、買われすぎを把握するための指標です。
このインジケーターを活用することによって、相場の強弱がわかるようになりますので、
・買いで入るべきなのか
・売りで入るべきなのか
・ひとまず様子を見るべきなのか
を判断しやすくなります。
・初心者におすすめのトレンド系インジケーターはどれ?
では次に、初心者におすすめのトレンド系インジケーターをいくつか紹介していきます。
・・移動平均線
移動平均線というのは、FXのインジケーターで最も有名なテクニカル指標です。
これは、終値の平均値を推移した線のことを指し、
・トレンドの強弱
・トレンドの流れ
・売買タイミング
などを把握できます。
・・ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドというのは、先ほど紹介した移動平均線に「標準偏差」というのを盛り込んだ指標のことです。
このインジケーターには、
・±1σ→約68.3%
・±2σ→約95.4%
・±3σ→約99.7%
上記3つの線が入ります。
それぞれのσ線の横にある数字は、価格が収まる確率です。こう聞いて、「±3σを超える確率は0.3%しかないの?!」と思った方もいるかもしれません。
ですがこの確率はあくまでも期間内から算出したものであり、この先もずっとこの確率が続くというわけではありませんので注意しましょう。
・・一目均衡表
一目均衡表というのは、一目山人というペンネームの方が開発したインジケーターです。
このインジケーターは、
・基準線
・転換線
・先行スパンA
・先行スパンB
・遅行線
上記5つの線で構成されています。
一目均衡表を活用することによって、トレンドやトレンドの転換点などを把握できるようになります。
・初心者におすすめのオシレーター系インジケーターは?
では次に、初心者におすすめのオシレーター系インジケーターをいくつか紹介していきます。
・・MACD
MACDというのは、トレンドの転換点を見極めるのに最適なインジケーターです。
このインジケーターを構成している、
・MACDライン
・シグナルライン
を比較することによって、相場の勢いを分析することができるのです。
例えば、0のラインよりも下でMACDがシグナルを下から上に突き上げた場合は「買い」のサインとなり、逆に、0のラインよりも上でMACDがシグナルを上から下に突き抜けた場合は「売り」のサインとなります。
・・ストキャスティクス
ストキャスティクスというのは、
・買われすぎ
・売られすぎ
を判断するのに役立つインジケーターです。
このインジケーターは、
・%K→短期戦
・%D→中期線
上記2本の線で構成されていて、20%以下になったら売られすぎ(買いサイン)、80%以上で買われすぎ(売りサイン)という見方をします。
・・RSI
RSIも、買われすぎと売られすぎを判断するのに役立つインジケーターです。
ストキャスティクスとは違い、線が1本しかありませんので、初心者でもすぐに使いこなせるようになるでしょう。
目安としては、
・70%~80%→買われすぎ(売りサイン)
・20%~30%→売られすぎ(買いサイン)
となりますので、是非覚えておいてください。
・FXでインジケーターを活用する時の注意点
FXには様々なインジケーターがあり、上手に活用することによってトレードの精度を高められるようになります。
ただし、インジケーターを使えば100%勝てるというわけではありませんので、インジケーター以外から得られる情報も参考にしたうえで慎重にトレードを行うようにしましょう。
・まとめ
FXにはトレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターがあります。
それぞれで特徴が異なりますが、どちらもトレードの精度を高めるのに重要なインジケーターと言えますので、上手に活用しながらトレードの精度を高めていきましょう。
「種類が多すぎて何を使えばいいかわからない」という方は、先ほど解説したインジケーターの中から気になるものをピックアップして、使ってみることをおすすめします。