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FXの口座開設は危険?安全に取引出来るFX口座の選び方まとめ。
FXの口座開設と言いますのは、危険なのでしょうか?
どういう理由でFXは危険なイメージを持たれてしまったのでしょうか?そこで問題になるのが、どういう訳でFXはそのようなイメージを持たれてしまったのかということになります。
現実に、個人投資家に市場が開放されてから、国民生活センターに送られてきたFX取引と関連する相談件数は急激に増加しました。
金融庁の審議会に提出された資料をみれば、2000年には4件でありました相談が、3年後の2003年においては1,182件にまで増加したことがうかがえます。
その頃、依然として取引を管理や規制する明確な監督官庁がなくて、法的整備も十分でない状態で、色んな会社が市場に参画する中に於いて、悪質である取引業者による強引な勧誘行為などが続発していました。
また、商品に関しての説明であったり、リスクに関する注意が十分に行われない状態で、高配当の魅力に惹きつけられたたくさんの個人投資家は無茶な取引をして、トラブルが生じてしまったケースがよく見られました。
そういう類の印象が、依然としてたくさんの人たちの心の中に残っていた可能性はないとは言えませんが、そうなってしまったのは、たくさんの人達が、FXの最大のメリットを誤解し、誤った活用方法をしてしまったからではないかと思います。
高いレバレッジと強制ロスカット
個人投資家の場合には、FXでは、あなた自身が取引業者に預け入れているお金の25倍までの金額で取引ができます。
これをレバレッジと呼んでいます。
株式でも、レバレッジを効かせた信用取引ができますが、最大3倍までとなるので、FXの比ではないかと思われます。ひとつの例として、FXで10倍のレバレッジを使ったケースでは、10万円の資金にも関わらず、100万円の取引ができます。
こういった風に、現実の手元資金と比較して、はるかに大きな金額を取り引きできるというハイリターンを見込むことができる金融商品なのです。
こういった様に、わずかなお金で大きな金額を動かせば、運用益は拡大しますが、その反面損失も大きくなるケースもあります。
10倍のレバレッジなら利益は10倍ではありますが、損失も10倍になるという高リスクをはらんでいるのです。初心者の場合には、大きな利益を求めるがあまりに、高いレバレッジを使って、結果的に大きなマイナスになってしまうこともかなりあります。このような特徴が、危険だと見ることができる理由になります。
また、FX取引には強制的に決済を執り行うロスカットというシステムが存在します。
証拠金維持率が100%以下になると、顧客の資産保護の視点から、ポジションが解消するのです。ちなみに、FX業者でロスカットやルールは異なってきます。
証拠金維持率の計算式は次に挙げる通りになります。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率(%)=純資産÷必要証拠金×100%
相場が大きく動いて、あなた自身が意図しなかったタイミングで決済されてしまうことになると、間違いなくその取引自体の損は確定します。それが嫌で、ポジションをキープしようとすれば、口座に資金を新たな形で入れて純資産を増やさなければならないのです。
FX会社の倒産について
また、FX会社は顧客の資金の全てを信託保全するように、2012年に法律で規定されました。
単純に言えば、口座を開設して、取引しているFX会社が経営破たんしてしまったとしても、顧客の資産は区分して運営管理が行われているので保全されるということなんです。
これまでにおいては、金融自由化の後に、FXを取り扱う会社が乱立したこともあって、何社も破綻してしまったり廃業したりしております。
FXに伴うリスクを管理しましょう
当然のことながら、FXも投資になるのでリスクがあります。儲かることもあるなら、損をすることだってあります。
しかしながら、リスク管理がきちんとできれば、危険であるからと言って、簡単に遠のけてしまっていい金融商品ではないと考えられるのです。ないしは、レバレッジという他にはないメリットを逆手にとって、効率よく利益を手に入れられるのです。
レバレッジはほどほどにしましょう
それには、まずレバレッジを掛け過ぎないことです。とりわけ初心者の方につきましては、高いとしても3、4倍の設定で我慢しましょう。
利確・損切りラインをセッティングする
確実に収益を出して、むやみやたらに損することを回避するために、事前にセッティングしたレートに達したら、自動的に決済するようにセッティングしましょう。このようにすることで、あなた自身の予想を外れた値動きをしたタイミングで発生する損失を防止して、確実に予定した収益を獲得するのです。
メジャーな通貨を選ぶ
投資において、参加者が少ない市場では、ほんのちょっとの取引量でも価格が激しく変わります。また、取引したいと思っていたとしても、相手が見つからないと売買が成立しないリスクもあります。
こうした流動性リスクを敬遠するためには、毎日の取引量が数多くあり、市場参加者が多い通貨を選択するようにしましょう。動きは割と緩やかで、あなた自身が希望する金額や時間に売買ができます。
安全に取引出来るFX口座の選び方
危険性がなくて、安全に取引できるFX口座の選択方法としては、次のものがあります
- 自己資本規制比率が高いFX口座を選択する
- 未カバー率の低いFX口座を選択する
- カバー取引の状況が良いFX口座を選択する
- 平均証拠金率の高いFX口座を選択する
- ユーザーの多いFX口座を選択する
- 約定率が高いFX口座を選択する
- 24時間サポートに対応しているFX会社を選択する
以上